遺品整理士の仕事とは?依頼するメリットとは?

遺品整理士とは?

遺品整理士当組合には複数の遺品整理士が所属し活動しています。

では遺品整理士とはどういったものなのでしょう?

遺品整理士とは遺品の廃棄やリサイクル、供養処分などを請け負う専門家です。

遺品整理士の資格を取得するには、一般社団法人「遺品整理士認定協会」が実施する試験に合格する必要があります。

遺品の整理はこれまで主に遺族によって行われてきました。しかし近年では孤独死などが社会問題になっており、昨今では廃棄物処理業者やリサイクル業者などがこうした遺品整理を行うケースも増えてきました。

しかし遺品整理に関する法整備が未成熟なこともあり、遺品整理を請け負った業者が遺品を不法投棄してしまったり、遺品作業に関わる作業について見積額とは異なる高額な料金を請求したりなど、多くのトラブルが発生している場合もみられます。

こうした状況を受けて2011年9月に設立された遺品整理士認定協会では、廃棄物処理法や家電リサイクル法などの知識を備えた専門家を養成し、業界を健全化することを目的として遺品整理士の資格を創設したそうです。

遺品整理士の仕事とは?

遺品整理士が行う仕事には、主に以下のようなものがあります。

  • ご遺族の意見を聞き、故人が残したものを仕分けする
  • 部屋などの掃除をする
  • 不要なものの搬出をする
  • ご遺族が不要と判断されたものについて、リサイクル業者等に査定を依頼する
  • 地域や自治体のルールに従って不用品を処分する

遺品整理士に依頼するメリットは?

残されたご遺族が自力で遺品整理を行われることもあるかと思います。
自身や家族、親族などで整理ができればそれに越したことはありませんが、遺品整理は一般にイメージされる以上に大変なことが多々あります。

遺品整理のイメージ

複雑な整理方法と体力の問題

たとえば家具の整理。食器や小物だけでなく、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの大きな家電や、食器棚やソファーといった大きな家具など、移動するだけでひと苦労するようなものが遺品の中には多く存在します。

そして大変なのは大きな遺品の移動だけでなく、処分の方法にもあります。

冷蔵庫やテレビなどの家電を処分する際には、家電リサイクル法に準じた方法で処分する必要があります。

一方で同じ家電に見えても、遺品の中にはそれぞれ別の処分方法が適用される電化製品や家具などが混在してきます。

高齢化が進む日本で、こうした大きく手間がかかる遺品の整理を行うのは本当に大変なことです。体力的にも相当ハードな作業になってしまうでしょう。

遺品整理士が協力することで、こうした肉体的な負担や煩雑な処分方法を適切に行うことができます。

遠距離の問題

遺品整理でよくあるのは、遠方の遺品整理が必要になった場合。移動だけでも大変なのに、仕事をしている遺族の場合は時間も限られるため、物理的に遺品整理が難しいケースがあります。

近隣の遺品整理士に依頼することでこうした負担を軽減することができます。

精神的な負担の問題

ご遺族を亡くされたあとの遺品整理は体力的なだけでなく精神的にも負担が大きく、なかなか手を付けることができないという方が多くいらっしゃいます。

一方でそのまま放置しておけば家の税金がかかったり家賃を払い続けることにもなります。

こうした精神的な負担をカバーする上でも、遺品整理のプロである遺品整理士に依頼することは大きな価値があると言えます。

大切なのは「心の整理」のお手伝い

上で紹介した仕事内容だけを見ると一見雑然とした、作業といったイメージを感じられてしまうかもしれません。たしかに一部の心ない業者によって、ご遺族の思いを鑑みない整理が行われてしまうこともあります。

しかし遺品整理士の説明で述べたように、遺品整理士にとって大切なことはご遺族の思いに寄り添い、ものの整理だけでなくご遺族の「心の整理」をお手伝いすることだと信じ、日々の業務に従事しています。