遺品整理の悪質業者を見分けるポイント6:訪問による見積もりが行われるか?電話だけで済まされないか?

前回のコラムでは「遺品整理業における悪質な業者を見分ける10のポイント」の5つ目、「料金体系は明確であり、わかりやすいか?」について取り上げました。

「遺品整理業における悪質な業者を見分ける10のポイント」とは、週刊ダイヤモンド2020年1月18号に掲載されたもので、遺品整理士認定協会が作成したものです。

  1. 遺品整理業者のホームページはあるか?
  2. 電話応対時の言葉遣いはしっかりしているか?
  3. 廃棄物の処理方法を説明できるか?
  4. 一般廃棄物収集運搬業の許可は下りているか?
  5. 料金体系は明確であり、わかりやすいか?
  6. 訪問による見積もりが行われるか?電話だけで済まされないか?
  7. 見積書について、詳細な説明があるか?
  8. 無料回収、買い取りを強調して値段が安いことを言っていないか?
  9. 万が一のための損害賠償保険に加入しているか?
  10. 領収書の発行は可能か?

 

今回は10のポイントのうち、6の「訪問による見積もりが行われるか?電話だけで済まされないか?」について補足します。

遺品整理における見積もりの基本は訪問

訪問見積もりのイメージ

遺品整理業における見積もりについての基本は、やはりお客様のところへ直接訪問をすることが大切です。

一口に遺品整理といってもその内容は千差万別。そのためお見積もりについても作業は緻密さが要求されます。

現地の状況をよく見て必要な作業項目を整理。それらを元にお客様に対して必要な作業の流れを説明し、お見積もりを作る。こうした丁寧な工程を組合員全員が意識して業務にあたっています。

お見積もりの内容をお客様にご提示する際に気をつけていることは「わかりやすさ」です。

たとえば費用においても固定費(作業員の人件費や車両費)のものもあれば、処分するモノの種類や重さによって処分にかかる費用が異なる(変動費)場合もあります。

遺品整理に係る作業やモノは多岐にわたり、一般の方にとっては違いがわかりにくいというケースもあります。

当組合ではそうした専門家でない方でも、理解しやすく納得できる説明ができるよう日々心がけています。