お知らせ

アパートでの孤独死を通じて感じる社会の痛み

荒れた台所

青森県某市にある小さな1Kアパートでの出来事は、多くの人々に忘れ去られがちな、しかし重要な社会の一面を映し出しています。

このアパートでひとり、50代の女性が静かに息を引き取りました。彼女は生活保護を受けており、訪れる人もほとんどなく、孤独の中で生涯を終えました。

彼女の部屋の整理を任された私は、その空間が残したメッセージに心を寄せずにはいられませんでした。

その部屋から見える風景

 

その日、私は部屋に足を踏み入れた瞬間から、彼女の生活が窓から差し込む光とともに浮かび上がってきました。

この部屋の片付けと消臭作業は1日で終了しましたが、その間、彼女の持ち物一つ一つに触れるたび、彼女がどれほど孤独だったのか、そして社会とどのように関わっていたのかが心に迫ってきました。

大家さんによると、畳の交換や壁紙の張り替えも必要だとのこと。この部屋が放つわずかな生活の痕跡は、取り除かれるべきものではなく、新たな命を吹き込まれるべき遺品たちでした。

整理作業を通じて見えたこと

彼女の部屋からは、衣類、書籍、食器など日常生活で使われた品々が見つかりました。これらは彼女がどんな人物であったか、どのような趣味や関心を持っていたのかを物語っています。しかし、これらの物はただの物ではありません。

それぞれに彼女の生きた証が刻まれており、それを適切に処理し、新たな場所へと移す作業は、遺された者たちにとって非常に重要な役割を果たします。

この女性の部屋を整理する中で、私は彼女がどのような人生を送ったのか、彼女の生活の一部を垣間見ることができました。

例えば、彼女が愛読していた本からは、彼女がどのような思考を持っていたのか、また、キッチンの小さなスペースからは、彼女がどんな料理を作っていたのかが想像できます。これらの発見は、彼女がこの世を去った後も、私たちと彼女との間に新たな会話を生み出しています。

 

孤独死は誰の身にも起こり得るということ

この仕事を通じて、私たちは生と死を見つめ、それぞれの終末に対してどのように向き合うべきかを問い続けています。

孤独死は決して他人事ではなく、誰の身にも起こり得る出来事です。だからこそ、私たちはこれを機に、もっとお互いを思いやり、支え合う社会を作るべきです。

孤独死がただのニュースで終わらないように、私たちはその背後にある人間の物語に光を当て、尊厳を持ってその人生を送り出す責任があります。

この女性の物語が、忘れ去られがちな存在に思いを馳せ、適切な支援と温かな手が差し伸べられる社会の重要性を考えるきっかけになればと思います。

2024.04.18

遺品整理から紡ぐ、新たな物語

遺品整理チェックリスト

昨年の冬、秋田県在住の方から、八戸市にある実家の遺品整理に関する問い合わせをいただきました。

依頼者は遠距離を考慮して、見積もりに立ち会うために一日、そして実際の整理作業にもう一日、この二日間を週末の土日に希望されました。幸いにも、依頼者の希望に応える形でスケジュールを組むことができました。

故人の物から新たな命へ

遺品整理チェックリスト

遺品整理の過程で、故人が大切にしていた品々の中には、まだ使用可能なものが多く見られました。私たちの組合には、「四次元ポケット」というメンバーがおり、彼らは約110点の品物を買い取りました。

遺品を買い取らせていただくことは、単に物を整理すること以上の価値を生み出します。それは故人の愛した物たちが新たな命を吹き込まれ、別の誰かの手に渡ることで、その物語が続いていくことを意味します。

依頼主からは、この取り組みに対して大変喜んでいただきました。私たち組合にとっても、非常に価値のある経験となりました。

未来への架け橋としての遺品整理

遺品整理や生前整理は、一つとして同じものはありません。それぞれの依頼には、故人と家族の独自の物語があります。

私たちは、それぞれの物語に敬意を払い、依頼主とその家族が新たな章を始めるお手伝いをすることに、深い責任感を感じています。私たちの役割は、ただ遺品を整理することだけではありません。それは故人の遺した物語を尊重し、その記憶を大切に扱うこと、そして残された家族が前に進むための支援をすることです。

この仕事を通じて、私たちは人生の脆さと、物が持つ深い意味、そして人と人とのつながりの大切さを学びます。遺品整理は、故人を偲び、生きている私たち自身にとっても、大切な教訓を残してくれます。

今後も私たちは各依頼主に寄り添いながら、その人らしい遺品整理を実施していきたいと思います。

2024.02.15

遺言書の正しい作成とトラブル回避のポイント

遺言書を書く年配の男性

遺言書を書く年配の男性

遺言書の作成は、自身の財産を死後意図した通りに分配するための重要な手段です。このプロセスは、遺産争いを防ぎ、故人の意志を尊重するために欠かせません。しかし、遺言書の作成は複雑で、不適切に行うと意図しない結果を招く可能性があります。

法的要件を満たしているか

初めに理解すべきは、遺言書が法的要件を満たしているかどうかです。自筆証書遺言の場合、民法では全文、日付、氏名の手書きと押印が必要です。PCで作成された遺言書の本文は無効とされるため、これらの要件を確実に満たすことが重要です。特に、日付に関しては「2023年10月1日」のように具体的な表記を用いる必要があります。

遺言書の内容に関しても注意が必要です。例えば、相続人の指定が不明確な場合、誰が財産を受け継ぐかに関して争いが生じる可能性があります。遺言では、相続人の続柄、名前、生年月日を明記し、財産をどのように分配するかを具体的に指定することが重要です。

また、相続資産の指定においては、資産の金額が変動する可能性にも注意が必要です。特に銀行口座の預金の場合、遺言作成時と死亡時の残高が異なることがあるため、割合で相続させることが一案となります。

2020年7月から始まった「自筆証書遺言書保管制度」を利用することで、遺言書が法的要件を満たしているかの確認が可能です。また、公正証書遺言の場合、形式や内容に関する専門家の助言を受けることができ、より確実な遺言書を作成することができます。

遺言書の作成には緻密な注意と計画が必要です。遺言書の法的要件を理解し、財産の明確な指定、すべての財産への言及などを行うことで、故人の意志に沿った適切な財産の分配を実現し、遺産争いを未然に防ぐことが可能です。適切な遺言書の作成は、遺族に対する最後の思いやりと言えるでしょう。

 

2023.12.29

遺品整理と電子マネー 備えておくべき問題とその解決策

高齢者がスマートフォンを操作。周囲には思い出や記録を示すデジタルアイコンが浮かぶ

遺品整理は、亡くなった方の大切な物を整理する大事な作業です。昔は、家や現金、宝石など、手に取ることができるものを整理することが多かったと思います。しかし、今はインターネットが普及して、デジタルの財産も大切にしなければならない時代です。

特に、「電子マネー」が生活に欠かせないものとなり、遺品整理が以前よりも複雑になっています。今回は遺品整理と電子マネーの関係や、どう対応すればいいのかについて、わかりやすく説明します。

高齢者がスマートフォンを操作。周囲には思い出や記録を示すデジタルアイコンが浮かぶ

電子マネーの普及

今や日本でもお金を払うときに、現金ではなくスマホやカードを使う「キャッシュレス」が当たり前になってきました。実は、ここ数年でキャッシュレスを使う人がぐんと増えて、特に都会ではもっと普通のことになっています。

政府も「2025年までにもっとキャッシュレスを増やそう!」と、様々な制度を設計しています。お店側も、お客さんが楽に買い物ができるように電子マネーを取り入れることが多いようです。しかしこの便利さが、亡くなったあとの遺品整理で思いがけない問題を出している場合があります。

遺品整理における電子マネーの課題

  • アカウント情報の不明
    故人がどの電子マネーサービスを利用していたか、またそれらのアカウント情報が何かを把握するのが困難です。
  • パスワードがわからなくなる
    アカウントにアクセスするためのパスワードやセキュリティ情報がわからないと、遺族はその資産に手を付けられません。
  • サービス提供企業ごとの対応の違い
    電子マネーサービスごとに、故人のアカウントに関するポリシーや対応が異なり、遺族がそれらを一つずつ理解し対応する必要があります。
  • 資産の確認困難
    故人の電子マネー残高がいくらなのか、またそれがどのように使われていたかを知ることは、時間と労力を必要とします。
  • 法的な手続きの複雑さ
    故人のデジタルアセット(資産として価値のあるデジタルデータ)を正式に相続するには法的な手続きが複雑であることが多いです。

法律と規制の進展

電子マネーが増えると、それに合わせてルールも更新されています。例えば、インターネットのお金の相続のルールが整えられたりしています。

しかし新しいルールはわかりにくいことが多く、家族がどうしたらいいか戸惑ってしまうことも。専門家は「インターネットのお金の相続は新しい分野のため、家族が正しく進めるにはもっと情報とサポートが必要」と話しています。

対応策と推奨事項

  • 情報の整理
    故人が利用していた可能性のある電子マネーサービスのリストを作成し、それぞれのアカウント情報やパスワードが分かるものを収集します。
  • 専門家の意見を求める
    法的な知識が必要な場合は、弁護士や遺産整理の専門家に相談します。
  • サービス提供企業との連絡
    故人が利用していたサービス提供企業に連絡を取り、残高確認や相続の手続きについての情報を求めます。
  • 法的な手続きの遵守
    電子マネーの相続には、特有の法的手続きが必要です。必要な書類を整え、適切な申請を行います。
  • デジタルアセットの管理計画
    未来を見据え、家族がデジタルアセットを管理するための計画を立てます。例えばパスワード管理ソフトウェアの使用や、アカウント情報を含めた遺言の作成などが挙げられます。

おわりに

遺品整理と電子マネーは、時代が変わるにつれて、予想もしなかった方法でつながっています。

家族は、この新しい問題に立ち向かう準備が必要です。故人の大切にしていたデジタルの財産を守り、適切に引き継ぐためには、正しい知識と計画が必要です。

電子マネーという見えないお金の管理は新しい挑戦かもしれませんが、家族の絆を深め、故人の意志を尊重する大切な一歩でもあります。

進化する技術や社会の変化に対応するためにも、私たちは柔軟に学び準備を進めていく必要があります。

2023.10.30

認知症の進行前に知っておくべき生前整理の方法と目的

認知症のシニアのイメージイラスト

認知症のシニアのイメージイラスト

認知症とは、脳の機能の低下により、記憶力や判断力が衰え、日常生活に支障をきたす病気です。

高齢者の増加とともに認知症患者も増加しており、社会的な問題となっています。認知症になると、財産管理なども困難になるため、生前整理が重要となります。

認知症の理解

認知症は、多岐にわたる症状を示します。その主な症状と種類を以下に示します。

症状

  • 記憶障害: 一番初めに現れることが多く、新しい情報の記憶が難しくなります。
  • 認知障害: 物の名前が出てこない、日付や時間の感覚が失われるなどの症状があります。
  • 判断力の低下: 日常の判断が難しくなり、料理などの日常的な作業が困難になることがあります。

種類

  • アルツハイマー型認知症: 認知症の中で最も多いタイプで、約60-70%を占めます。
  • レビー小体型認知症: 記憶障害だけでなく、幻覚や幻聴が現れることがあります。
  • 前頭側頭型認知症: 人格や行動に変化が現れることが特徴です。

 

生前整理の重要性と方法

認知症の進行に伴い、自身の財産を適切に管理できなくなる恐れがあるため、生前整理が推奨されます。

生前整理の目的

  • 財産の整理: 自分が亡くなった後に残す財産を整理し、後のトラブルを防ぎます。
  • 遺言の作成: 財産の分配についての明確な意志を残すため、遺言書の作成が行われます。
  • 感情の整理: 自分の死後にどうなってほしいか、どう思っているかを家族と共有します。これにより、家族間のコミュニケーションが深まります。

 

生前整理の方法

生前整理を行う際の具体的な方法は以下の通りです。

  1. 計画の立案: 生前整理の対象となる財産や、整理の進め方、タイムラインなどの計画を立てます。
  2. 家族との協力: 家族や親族と協力し、理解を深めます。意見が対立する場合もあるため、コミュニケーションを密に取ります。
  3. 専門家の協力: 法律や税務などの専門的な知識が必要な場合、弁護士や税理士などの専門家に相談します。
  4. 実行: 計画に基づき、実際に財産の整理や遺言書の作成などを行います。
  5. 感情の共有: 最終的な整理が終わった後、家族と共に振り返り、感情の整理や共有を行います。

まとめ

認知症は、高齢化が進む中で増加している重要な問題であり、自身や家族の未来を考え、早めの対策が求められます。

生前整理は、自分の意志を明確にし、未来のトラブルを防ぐための重要なステップです。適切な計画と家族、専門家との連携により、スムーズに進めることが可能です。

自分と家族の未来をより良くするために、認知症の理解と生前整理の実践を検討することが重要です。

2023.08.22

青森の春に残された記憶:ある遺品整理の記録

遺品整理前のお部屋

遺品整理前のお部屋

令和5年の四月、春の息吹を感じさせる温かな風が街を包む中、我々は青森県某市の市営住宅で遺品整理の重大な任務に取り組みました。

ある住居で、時の流れと共に息を引き取られた方がいました。人生の最期を迎える場所は、静寂に包まれたこの写真1枚目に写るお部屋でした。そこには深い静寂が広がり、ゴミがあふれる光景が目の前に広がりました。その光景は一人で最期を迎えた方の深い寂しさを象徴するもので、我々はその光景から目を背けることはできませんでした。

依頼をしてくれたのは、関西方面に住んでいる方のお亡くなりになった方の姪さんでした。彼女から預かった任務は、とても繊細で深い敬意を必要とするものでした。

作業はまず最初に、依頼主から探してほしいとされた物(通帳や印鑑、貴重品等)や、保管すべき物(写真や書類等)の存在を確認する作業から始めました。その後は、可燃・不燃・粗大ごみ、資源ごみなどに分別整理し、それぞれを適切に搬出して処分する作業に取り掛かりました。そして最後に、部屋全体の清掃と消臭作業を行い、部屋を清潔で新たな生活が始められる状態にまで戻しました。

近年、核家族化が進行し、ご老人の孤独死が増えていることを、私たちは肌で感じています。それぞれの家庭の事情があり、それぞれの理由がある中で、誰かが必ずやらなければならない、これらの整理作業。私たち組合は、その任務を真心こめて、一つ一つ丁寧に行っています。

生涯を終えた方々の人生の痕跡、記憶、価値を大切にしながら、私たちは遺品整理を通じて、人生の尊さと刹那性を改めて認識します。それぞれの部屋から発見される品々は、その人が歩んできた道のりを静かに物語っています。これらの作業を通じて、私たちは人間の生の尊厳を深く感じ、その一部を引き継いでいく重大な使命感を抱いています。

2023.06.07

遺品整理と認知行動療法: 整理を通じて心のケアをサポート

カウンセリングを受ける女性

遺品整理は、亡くなった大切な人の遺品を整理し、家族や遺族が新たな生活に向けて前進するための大切なプロセスです。しかし、遺品整理は感情的な負担が大きく、心身のストレスがかかることも少なくありません。そこで、この記事では遺品整理と認知行動療法を組み合わせることで、心のケアをサポートする方法をご紹介します。

遺品整理の心理的な負担

遺品整理を行う際、多くの人が悲しみや喪失感、罪悪感など様々な感情に襲われます。このような感情は、遺品整理を進める上での大きな障害となることがあります。認知行動療法は、このような感情の取り扱いを改善するのに役立つ心理療法の一つです。

認知行動療法とは

カウンセリングを受ける女性

認知行動療法(CBT)は、自分の考え方や信念を変えることで、感情や行動に対する悪影響を軽減する心理療法です。認知行動療法は、遺品整理における感情の取り扱いにも役立ちます。

遺品整理と認知行動療法の組み合わせ

以下は、遺品整理と認知行動療法を組み合わせた心のケアの方法です。

1. 認知の歪みに気づく

遺品整理を行う際に、過去の思い出や遺族との関係に対する認知の歪みが生じることがあります。認知の歪みに気づき、それを正すことで、遺品整理を進める際の感情的な負担を軽減できます。例えば、「すべての遺品を手放すべきではない」という考え方は、遺品整理がうまく進まない原因になります。そうした認知の歪みを見つけ、自分の感情や行動にどのように影響しているかを理解しましょう。

2. 問題解決スキルを身につける

遺品整理中には、様々な問題や困難が発生することがあります。認知行動療法を用いて問題解決スキルを身につけることで、遺品整理におけるストレスや苦痛を軽減できます。具体的には、問題や困難を小さなステップに分解し、それぞれに対処する方法を考えることが効果的です。

3. 感情に対処する方法を学ぶ

遺品整理を通じて感じる悲しみや喪失感、罪悪感などの感情に対処する方法を学ぶことが重要です。認知行動療法では、感情に対処する方法として、リラクセーション法やマインドフルネスを活用します。リラクセーション法は、呼吸法や筋肉の緊張と弛緩を通じて、心身の緊張を緩和する方法です。マインドフルネスは、現在の瞬間に意識を向け、感情や考えを客観的に観察する瞑想法です。これらの方法を取り入れることで、遺品整理中の感情に対処し、心のケアをサポートできます。

4. コミュニケーション能力を向上させる

遺品整理は、遺族や関係者とのコミュニケーションが重要なプロセスです。認知行動療法を通じて、効果的なコミュニケーション能力を向上させることができます。具体的には、以下の方法が挙げられます。

4.1 アサーションの練習

アサーションとは、自分の意見や感情を適切かつ自己主張するコミュニケーションスキルです。遺品整理中に生じる意見の相違や感情の衝突を円滑に解決するために、アサーションを練習しましょう。相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も適切に伝えることが大切です。

4.2 相手の立場を理解する

遺品整理に関わる人々は、それぞれ異なる感情や価値観を持っています。相手の立場を理解し、共感することで、遺品整理を円滑に進めることができます。マインドフルネスやリスニングスキルを活用して、相手の気持ちや考えを理解しましょう。

4.3 チームワークを築く

遺品整理は、協力して行うことが望ましいです。認知行動療法を用いてチームワークを築くことで、遺品整理を効率的かつ円滑に進めることができます。具体的には、遺族や関係者との定期的なミーティングや、進捗状況の共有を行うことで、チームワークを強化できます。

5. セルフケアを実践する

遺品整理中には、自分自身の心身のケアも大切です。認知行動療法を用いたセルフケアは、遺品整理中のストレスや感情のケアに役立ちます。セルフケアの方法として、十分な睡眠や適度な運動、栄養バランスの良い食事、リラクセーション法やマインドフルネスの実践などが挙げられます。これらの方法を取り入れることで、遺品整理を通じて心のケアをサポートしましょう。

2023.04.03

年度末に遺品整理をおすすめする理由

遺品整理中のイメージ

「遺品を整理しなければいけないけど、何も手を付けられないままズルズルと今年度も終わりそう…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

… 続きを読む

2023.02.14

自分で食事をとるのが難しくなった時に備えるためのエンディングノート活用方法

高齢者に食事の介助をする介護士

エンディングノートというと「自らが亡くなった時に備えて用意しておくもの」と考える方が多いと思います。

しかしエンディングノートに書き記した内容は意外にも、生前の自分を助けてくれることもあります。… 続きを読む

2022.12.27

最後の社会貢献「遺贈寄付」

ハートを手渡すイメージ

終活ではさまざまな悩みごとが起こります。その中でも遺産に関することは、お金が関係するということもあり、遺される家族に対しても配慮をする必要があるなど大きな課題と言えます。

そんななか、最近注目され始めているのが「遺贈寄付」です。

… 続きを読む

2022.10.24

無料で使えるエンディングノートアプリ「わが家ノート」

マスクをつけてスマートフォンを見る日本人シニア男性と娘

「遺しておきたいけど書く手間が億劫」「紙に書くのだと内容を書き換えるのが難しい」など、エンディングノートに関する悩みはさまざま。

将来、家族や親戚に迷惑をかけないためにもきちんと遺しておきたいという一方で、上のような理由からエンディングノートをなかなか書き進められないという方も多いのではと思います。

そんな方でもスマートフォンやタブレットを活用することで、すきま時間に少しずつ書き進められるエンディングノートもあります。

アプリでエンディングノートを作る

わが家ノート

 

三菱UFJ信託銀行が2020年にリリースしたスマホ用アプリ「わが家ノート」は、文字通りエンディングノートを作ることができるアプリです。銀行に口座がなくても利用できます。

「わが家ノート」にはエンディングノートに関係したさまざまな機能があり、大きくは以下の3つが備わっています。

  • エンディングノート作成
  • 健康管理
  • 健康活動の見守り・専門家への相談

 

機能の中には、家族へのメッセージをビデオ録画できたり、財産リストをかんたんな流れで作成していけるなどもあります。

また記録した情報は、同アプリをインストールした他の家族へ送信も可能。その送信のタイミングも「今すぐ」「死亡後」「認証診断後」の3つが選べます。

「わが家ノート」はiPhone用・Android用の両方で利用できます。無料で使用できるのでお試しで使ってみて、良さそうであれば継続してみるということもしやすそうです。

2022.08.20

デジタル遺品をクラウドで残す方法(Apple編)

iPhoneを操作する様子

現代ではシニア世代においてもスマートフォン(スマホ)やタブレットを使うことがごく一般的になっています。

複雑な操作は覚えるのが難しくても、スマホで電話をかけたりLINEでやり取りをしたり、写真を撮影したりなど、スマホは日常生活で世代を問わないツールとなっています。

そこで気になるのがいわゆる「デジタル遺品」問題です。

… 続きを読む

2022.06.30

エンディングノートに書いておきたい内容3

エンディングノートを書くイメージ

前回の遺品整理コラム「エンディングノートに書いておきたい内容2」では、エンディングノートに書いておくとよい内容のうち、看護や介護に関することについてご紹介しました。

今回は告知や余命宣告に関わる事態に備え、エンディングノートに記載しておくとよい内容についてご紹介します。

… 続きを読む

2022.04.26

エンディングノートに書いておきたい内容2(看護・介護に関すること)

エンディングノートを書く高齢者の手元

前回の遺品整理コラム「エンディングノートに書いておきたい内容1」では、エンディングノートに書いておくとよい内容のうち

  • もしものときの連絡先や身分を証明するもの

  • 健康に関する情報

についてご紹介しました。

今回は看護や介護などに関連した内容についてご紹介します。

… 続きを読む

2022.02.25

2020年12月 津軽地区での遺品整理報告

遺品整理前

昨年12月津軽地区の某アパートで30代の方が自殺、その後の遺品整理を行いました。

作業前

自殺の意図は分かりませんが依頼主の親の心中を考えると言葉がありません。

 

遺品整理業務は「10人10色」ではありませんが様々な状況があり、

ある意味人生の縮図にも見えるかもしれません。

作業後の現場

今回のケース、老いて亡くなる方、酒浸りの方、ゴミ屋敷で生活 等

作業に当たる前は色々考え複雑な心境です。

供養の様子

この度はアパートの供養お祓いも行いました。

 

あおもり遺品整理協同組合は様々な案件に親切丁寧に対応致します。

2022.01.12

エンディングノートに書いておきたい内容1

エンディングノート

前回の遺品整理コラム「エンディングノートはなぜ作ったほうがいいのか。メリットは?」では、エンディングノートを作るうえでのメリットについて紹介しました。

… 続きを読む

2021.08.30

エンディングノートはなぜ作ったほうがいいのか。メリットは?

エンディングノート

前回の遺品整理コラム「エンディングノートと遺言書の違い」では、エンディングノートと遺言書の大きな違いとして、法的効力の有無などを取り上げました。

… 続きを読む

2021.07.28

エンディングノートと遺言書の違い

エンディングノートのイメージ

自分の死後に残された者へ伝えるべき事項をまとめ、ノート形式で記入する「エンディングノート」。本人が生前に残しておくことで、将来残された家族に対する様々な負担を軽減することにもつながることから利用者が増えています。

… 続きを読む

2021.06.29

捨て難い遺品の「供養」

フィルム写真

遺品整理をしている時。不要で捨てるものも多いなか、故人の思い出が詰まった大切なものが見つかる時もあります。写真はその代表格と言えるかもしれません。

… 続きを読む

2021.05.27

デジタル遺品についての基礎知識・処理方法チェックリスト

遺品整理におけるデジタル製品、いわゆる「デジタル遺品」については言葉としても比較的新しく、実際にどんなものなのか想像がつきにくいという方が多いかもしれません。

… 続きを読む

2021.04.27